日本医工学治療学会第38回学術大会

会長挨拶

日本医工学治療学会第38回学術大会
会長 西村 隆
愛媛大学医学部附属病院 循環器病センター長
西村 隆

この度、2022年5月13日(金)~15日(日)の 3日間、愛媛県松山市の道後山の手ホテル・大和屋本店におきまして、日本医工学治療学会第38回学術大会を開催させていただく運びとなりました。テーマを「To the Next Stage」とし、準備を進めているところでございます。

皆様の暖かい御支援もあり、1989年に発足した本会は第38回の学術大会を迎えることとなりましたが、四国での開催は本会発足以来初めてとなります。一方、我が国全体では、医工学領域の基礎開発研究や臨床研究の進歩によって医工学治療関連の症例が年々増えております。そこで第 38回大会では、医工学関連の治療を受けている患者の皆様がさらに安心して日々を暮らせるよう、臨床で活躍する医療関係者、開発を行う基礎系研究者、そして企業の皆様が集い、情報交換と議論を重ね、患者様の安全管理のさらなる向上を図ることを目的の一つに、 大会運営を行う所存です。次のStageに向けて、本会が発展し続けることを目指して、知恵を絞ってアイデアを出し合い、将来を担う若手研究者の発掘・育成を行い、Synergyを引き起こす新たな関係の構築を行う、振り返ってみれば本集会が新たな発展の起爆剤となったと言われるような会に仕上げたいと考えています。

来年は、COVID-19が収まって少しでも会員の皆さまが現地へお越し頂けるような状況になればと思ってる所です。道後温泉は、日本国内でもひときわ古い3000年もの歴史を持つと言われる温泉で、縄文中期の遺跡も出土しています。また、古くは「日本書紀」や「万葉集」に始まり、「坊ちゃん」や「坂の上の雲」など多くの文学の舞台となった温泉でもあります。道後温泉本館は1994年に国の重要文化財(文化施設)として指定されており、2007年のミシュランガイドで三ツ星(最高評価)を獲得しています。また、「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルのひとつともいわれています。是非、全国から集まる同志と共に、道後の湯でリフレッシュしていただき、道後の湯よりも熱い議論を深めていただきたいと思います。

2021年6月吉日

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