会長挨拶

第59回日本臨床腎移植学会
大会長:酒井 謙
東邦大学医学部腎臓学講座 教授/
東邦大学医療センター大森病院 病院長
会長 酒井 謙

2026年2月12日(木)~14日(土)の3日間、東京都江東区のTOC有明におきまして、第59回日本臨床腎移植学会を開催させていただきます。腎移植臨床研究会(現在の日本臨床腎移植学会)の発足は昭和44年で、のちに東邦大学 長谷川昭先生の臨床腎移植研究会開催を最後に、臨床腎移植学会へ改組(2002年)され、55年の歴史があります。

2022年医学教育コアカリキュラムの中には、臓器提供・臓器移植の項目が新規で掲げられ、高校生、医学部生、初期研修医への教育も進んでおり、臓器提供の増加に至っています。現在は年間2000例の腎移植という普遍的な医療になり、小児科、内科、移植外科、レシピエント・ドナーコーディネータ―、看護師、薬剤師、輸血部、管理栄養士、臨床工学士臨床心理士など、全ての医療職が集うチーム医療の推進学会に成長しています。平成29年の中医協答申から始まり、国の施策においても腎臓移植は推進され、現在では骨太の方針にも臓器移植が掲げられました。

TOC有明近傍には、若者の街東京お台場があり、お食事その他に適した地域でもあります。ぜひお仲間をお連れして、お越しください。

2025年3月吉日