日本アンドロロジー学会 第41回学術大会

会長挨拶

日本アンドロロジー学会 第41回学術大会
会長 加藤 茂明
医療創生大学大学院生命理工学研究科 特任教授
公益法人ときわ会 先端医学研究センター長
福島県立医科大学医学部 基礎病理講座 特任教授
加藤 茂明

 このたび、日本アンドロロジー学会第41回学術大会ならびに第32回精子形成・精巣毒性研究会を学会会員の皆様のご支援の下、福島県いわき市で開催する運びとなり大会運営関係者一同大変光栄にて厚く御礼申し上げます。日本アンドロロジー学会はこれまで、前立腺がん、不妊症、男性性機能不全、性ホルモン作用不全、精子形成・機能異常等の様々な疾患/治療/予防や生殖医療に関する臨床・基礎研究から、生殖器形成、精子形成、細胞分化に関する極めて学術的な基礎研究まで、アンドロロジーに関係する幅広い領域をカバーし、様々な分野の会員から構成される伝統ある学会です。

 6月3日−4日を会期とした本学術集会では、海外研究者による招待講演として、ルイ・パスツール大学分子細胞遺伝医学研究所(IGBMC)で長くモデルマウスによる前立腺がん発症の分子機構の研究に従事されてきたDaniel Metzger先生を招聘しました。泌尿器(三井要造先生)・産婦人科(三木康宏先生)専門医研修講演として教育講演2題を、特別講演では、本学会員でもある永尾光一先生(本大会副会長)、伊川正人先生、小島祥敬先生に加えて井上直和先生(福島医大)による臨床系と基礎系それぞれ2題を設定しました。4つのシンポジウムにおいても基礎系と臨床系それぞれ2つのセッションを、教育セミナーは4題を設けました。また数多くの演題申し込み御礼申し上げます。

 久しぶりの対面式の大会開催という事で、大会参加者の人的交流をより重視して、大会一日目の全体懇親会(大会参加者無料)の前のポスターセッションは、ハッピーアワーとして廉価の飲料提供により闊達な交流を期待しております。コロナ感染対策には十分配慮の上会場設営を行なっておりますが、参加者の皆様には十分留意しての学術活動をお願いしたいと思います。またこのような状況ですので実地開催での大会参加を躊躇された方を想定し、直前まで発表が可能なアウトブレーキングセッションを大会2日目午後に設けました。またアウトブレーキングポスターも受付けます。

 いわき市は福島県太平洋沿岸の浜通リ南端に位置し、温泉もある風光明媚な地でもあります。このリラックス出来る地で、会員の皆様が一堂に会し、基礎・臨床研究の更なる発展に結びつく機会である事を期待してお待ちしております。

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